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〘1542㌻〙

第1章

1 オバデヤの預言よげん
     しゆヱホバ、エドムにつきてかくいひたまふ われらヱホバよりいでたる音󠄃信おとづれけり 一人ひとり使者ししや國々くに〴〵たみうち遣󠄃つかはされて起󠄃たて我儕われら起󠄃たちてエドムを攻擊せめうたんと
2 われなんぢをして國々くに〴〵うちにおいてちひさものたらしむ なんぢおほい藐視いやしめらるるなり 3 山崖がけ巖屋いはやたかところ住󠄃ものなんぢこゝろ傲慢たかぶりなんぢをあざむけり なんぢこゝろうちたれわれひきくだすことをんと 4 なんぢたとひわしのごとくにたかあがほしあひだ造󠄃つくるともわれそこよりなんぢひきくださん ヱホバこれをいひたまふ

5 盜賊たうぞくなんぢきた强盜がうたうよるなんぢにきたぬすむともそのこゝろ滿みつるときはやめざらんや 嗚呼あゝなんぢはほろぼされて葡萄ぶだうものなんぢにいたるもなほ 幾何いくばく遺󠄃のこさゞらんや 6 嗚呼あゝエサウはさがされそのかくしおけるものさぐりいださる 7 なんぢ盟約ちかひむすべる人々ひと〴〵はみななんぢ國境くにざかひ逐󠄃おひやりなんぢ和好よしみをなせる人々ひと〴〵はみななんぢあざむきてなんぢ勝󠄃なんぢ食󠄃物くひもの食󠄃くらものどもなんぢしたわなまうかれうちには頴悟さとりあらず 8 ヱホバいひたまふ當日そのひにはわれ智慧󠄄ちゑあるものをヱドムより絕除たちのぞ頴悟さとりをエサウのやまより絕除たちのぞかざらんや 9 テマンよなんぢ勇士ゆうしおどろおそれん しかしてひとみな終󠄃つひころされてエサウのやまより絕除たちのぞかるべし

10 なんぢはその兄弟きやうだいヤコブに暴虐󠄃ぼうぎやくくはへたるにより恥辱はぢなんぢをおほはん なんぢ永遠󠄄えいゑんいたるまでたゝるべし 11 なんぢ遠󠄄とほはなれてたちをりしすなは異邦人ことくにびとこれが財寳ざいはううば他國人よそくにびとこれがもん進󠄃すゝりエルサレムのためにくじひきたるにはなんぢかれらの一人ひとりのごとくなりき
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12 なんぢなんぢ兄弟きやうだいすなはちその災禍わざはひるべからず 又󠄂またユダの子孫しそん滅亡ほろびよろこぶべからず その苦難なやみにはなんぢくちおほきくあくべからざるなり 13 我民わがたみほろぶるにはなんぢそのもんいるべからずそのほろぶるにはなんぢその患難なやみみるべからず 又󠄂またそのほろぶるにはなんぢその財寳ざいはうをかくべからず 14 なんぢみち辻々つじ〳〵たちて その逃󠄄亡者おちうどきるべからず その患難なやみにこれが遺󠄃のこものわたすべからず

15 ヱホバの萬國ばんこくのぞむことちかなんぢせるごとくなんぢられなんぢ應報むくいなんぢのかうべすべし 16 汝等なんぢらのわが聖󠄄山きよきやまにてのみしごとく萬國ばんこくたみつねのますなはちみなのみかつすゝりて從前󠄃はじめよりあらざりしもののごとくなら
〘1180㌻〙
17 シオンやまにはすくはるる者等ものどもをりてそのやま聖󠄄所󠄃せいじよとならん またヤコブのいへはその產業さんげふ 18 ヤコブのいへとなりヨセフのいへ火燄ほのほとなりエサウのいへわらとならん すなは彼等かれらこれがうへもえてこれをやかん エサウのいへには遺󠄃のこもの一人ひとりなきにいたるべし ヱホバこれをいふなり 19 みなみひとはエサウのやま 平󠄃地ひらちひとはペリシテを又󠄂またかれらはエフライムのおよびサマリヤの べニヤミンはギレアデを 20 かのとらはれゆきしイスラエルの軍旅ぐんりよはカナンびとぞくするをザレパテまでとらん セパラデにあるエルサレムの俘擄人とらはれびとみなみ邑々まち〳〵 21 しかとき救者すくひてシオンのやまのぼりてエサウのやまさばかんしかしてくにはヱホバにすべし〘1181㌻〙
 1543㌻